18~21歳ぐらいの頃によく歩いた歩道。
今は結婚してしまった友だちと2人で、よく恋の悩みやなんかに浸りながら帰った。
埋め込まれた小さな小さな硝子のかけらが街灯で光る歩道や、雨に濡れてこれまた光るアスファルトや、街灯に照らされる街路樹のシルエットが、ますます二人をロマンチックにさせ、そして癒してくれた。
それから、わたしは満月を見るといろいろ願いごとをしたし、彼女は星に向かってお祈りをした。
叶うか叶わないかは半信半疑であっても、それは二人にとってはとても大事なことだった。
そして、わたしの願いは叶った。
今は、結婚し少し年取った分、ナンパや痴漢が怖かったり、めんどくさかったり、また暑かったり寒かったりであまり歩かなくなってしまった。
そんな今でも、たまに歩くとあの頃のことをあの頃の気持ちのまま思い出す。
それから、最近思い付きでこっそりと、でも強く祈リ続けていたら、なんとまた叶っちゃったの!