たしかわたしが小学校3年生くらいのとき。
おばあちゃんちは星がとても綺麗に見える田舎町の山のてっぺんにあった。
お盆で親戚みんながおばあちゃんちに集った夜。
その夜はちょうど、なんとか流星群が何年かに一度来る日だった。
「前の道路でて、みんなで寝そべって見てみようか」
誰かの提案でみんなで外に出て、おっきなビニールシートを敷いて寝っころがった。
みんなで笑いあいながらずーっと空を見上げていた。
田舎だから車なんて来ないと思っていたら1台軽トラがやってきてびっくりした。
みんな慌てて起き上がって逃げた。
そのとき流れ星が見えたか、空がどんなに綺麗だったかはあんまり覚えていないけど、とってもどきどきわくわくした。
その胸の高鳴りが今でもキラキラした思い出として残っている。